なぜ未来は我々を必要としないのか

2019年6月11日 (火) 21:37時点におけるY (トーク | 投稿記録)による版 (内容を「2004.01.0012:00 PM<br> <nowiki>[</nowiki>[https://www.wired.com/2000/04/joy-2/ Original version]<nowiki>]</nowiki><br> <nowiki>[</nowiki>[[Why the Future Doesn't Need Us?]…」で置換)

2004.01.0012:00 PM
[Original version]
[Why the Future Doesn't Need Us?]

数々の新しいテクノロジーの構築に関わり始めたその瞬間から、僕はそれらの倫理的な側面についてずっと心配してきた。だけどついこの前の1998年の秋から、その時から僕は21世紀に人類が直面する危機の凄まじさに本格的に不安を感じるようになった。その不安はレイ・カーツワイルに会ったその日から始まったと言える。彼は視覚障害者のための文章読み上げ装置の発明やその他数々の素晴らしい業績で有名な人物だ。

レイと僕は二人ともジョージ・ギルダー主催のTELE-COSMイベントの講演者として招かれていて、自分たちのセッションが終わった後に僕は偶然にもそのホテル会場のバーで彼に出会ったんだ。僕はバークレーで意識の研究をしている哲学者ジョン・サールと座っていた。僕たちが話している時にレイが近づいてきて、それから会話が始まったんだ。その時の内容が今日に至るまでずっと僕に付きまとっている。

僕は聞き逃したのだけれど、レイは自分の講演の後にジョンと一緒にパネルディスカッションに参加していた。そしたら彼らは僕の目の前で討論の続きを始めたんだ。レイが言うには、テクノロジーの発展の度合いは加速するはずだから僕たちはロボットになるか、ロボットと合体するか、それに近い何かになるはずだってね。そしたらジョンはそれは有り得ないって反論するんだ。ロボットは自意識を持つことができないから、って。

そんな話が出る時、僕はいつも決まって意識を持つロボットなどは空想科学の世界の中にしかいないって感じていた。それが今、尊敬している人たちが僕の目の前で、それらを差し迫った可能性として激しく議論しているわけだ。ビックリしたよ。何と言っても未来を作り出してしまうレイの能力は証明済みだからね。もちろん、遺伝子工学やナノテクノロジー