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==セットアップ== | ==セットアップ== | ||
# 設定ファイル etc/my.cnf | # 設定ファイル etc/my.cnf のモード、所有者、システム変数を確認 | ||
# /var/lib/mysqlディレクトリの所有者を mysql に変更 | # /var/lib/mysqlディレクトリの所有者を mysql に変更 | ||
# ローカル利用ならリモート接続を禁止 | # ローカル利用ならリモート接続を禁止 |
2025年3月17日 (月) 15:04時点における版


MariaDB とはデータベース倉庫を管理するためのApp。C言語製。倉庫にあるデータを高速に参照/更新/計算したりできる。アプリは基本的にこのデータベース倉庫と連携しながら動くので SQL には十分に精通しておく必要がある。
当然ながら、MariaDB の公式の説明書 や 公式チュートリアル は一通り読んでおく。
クイックメモ
セットアップ
- 設定ファイル etc/my.cnf のモード、所有者、システム変数を確認
- /var/lib/mysqlディレクトリの所有者を mysql に変更
- ローカル利用ならリモート接続を禁止
- 日本語入力のズレを解消
$ mysqladmin -u root -p status $ ss -tan
SHOW VARIABLES LIKE 'char%'; $ vi /etc/my.cnf [mysqld] skip-networking character-set-server = utf8mb4 collation-server = utf8mb4_general_ci [client] default-character-set = utf8mb4 [mysql] default-character-set = utf8mb4
- character_set_system は MariaDB の内部システム用の設定 だから、utf8mb3 のままでOK
データベースの本質
データベースの本質は「実世界のデータ構造」のパラレルワールドをマシンの中に創造すること。ゆえに、データベースとは人間の認識を反映する鏡だと言える。
実世界(やその状態)を「パラレルワールド」としてマシンの中に複製すると、遠隔マシンにバックアップしたり、自作アプリと連携させたり、AIと抱き合わせて情報分析したりと、色々なことができるようになる。
RDB の場合、主にリレーション(2次元表)という表現手法に沿って実世界(やその状態)をパラレルワールド化していくことになる。ちなみに、他の表現手法には NoSQL や DIT などがある。
データベースの設計
データベース設計においては特に、以下2点を強く意識すべき。
- マシンパワーの活用を大前提としたデータベース設計
- 目的から逆算した実世界データ構造のパラレルワールド化
マシンパワーが大前提
データを管理するだけであれば別に紙やノートを使っても良いはず。わざわざマシンにデータ管理を任せるのだから「マシンにしかできない何か」を強く期待しているはず。
つまり、マシンパワーの活用と目的の実現とのバランスをしっかり前提とした上でテーブル設計やチューニングすることが大切。
実世界の「本質」を適切に表現
データベースの活用とはつまり実世界データ構造のパラレルワールド化。ゆえに、実世界を適切に認識し、その本質的な状態を適切にデータベースにアップロードしていく必要がある。
しかし、実世界の本質的な状態とは流動的で常に変化していくもの。この性質をしっかりと踏まえ、将来を見越したデータベース設計をする必要がある。
ゆえに、データ構造パラレルワールド化の際には以下3点が特に大切。
- 実世界の状態や本質を適切に認識する能力
- 目的から逆算してデータを整理する能力
- その状態を適切に表現する能力
以上3点があれば、その人は適切にデータベースを設計できる。そのような人は自分の部屋と同様にデータたちのお部屋も綺麗に整理することができるはず。
セキュリティ
DELETE FROM mysql.user WHERE User='root' AND Host NOT IN ('localhost');
リモートから root で MariaDB にログインできると危険なので削除。
rootのパスワードをリセットする
一旦MariaDBのプロセスを落としてからセーフモードで起動、パスワードを設定してMariaDBのプロセスを再度起動させてやるだけ。
# systemctl stop mariadb # mysqld_safe --skip-grant-tables & alter user 'root'@'localhost' identified by 'new_passwd'; # systemctl stop mariadb # systemctl start mariadb
以上。できなかったら「flush privileges」してから。